《留学・海外生活 実況コラム》 女子大生Yukiのブリティッシュライフ 【vol.7】 風邪を引いた!病院に行くべき?
海外経験3年目に味わったカルチャーショック!イギリスの医療事情
イギリスの大学に留学中の的場優季です!
少し前の話になってしまいますが、6月にも関わらず外は10度ほど、インフルエンザのような症状が出て体調を崩していました。
三年目にしてかなりのカルチャーショックであったイギリスの医療事情についてお話ししたいと思います!
まず、今回私は39度前後の熱が出てとても大変だったのですが、イギリス人は熱が出たと感じても体温を測るということをしないらしく、体温計すら見たことがなかったので39度出たと騒いでも辛さを分かってくれませんでした。
‘Be strong!’とか言われますので、分かってもらうには見た目で苦しむしかありません。
水を飲んで、たくさん寝て、水で冷やしたタオルを頭にのせて、とか、日本から来た私からしたら原始的なアドバイスばかり。
調子良い時に自分でつけた部屋の明かりすら誰かに消してほしいくらいの一人暮らしの病気。
ネットに頼った末、熱は出して治す!というこれまた極めて原始的なやり方で二日半ほど苦しんで熱は下がりました。
ただ腰痛やのどの痛みが残っていたので、『塩でうがいをするとイイよ』とか、『はちみつレモンがイイよ』と、のたまうイギリス人に、病院行けって言わないの?と聞きました。
症状的にはそうだったのですがとりあえずインフルエンザかどうか聞きに行こうと思っていたからです。
そうすると彼は「風邪やflu(インフルエンザ)くらいで医者に行く人はいないし、何もしてくれないので、それこそ『水を飲んで、たくさん寝て』しか言われないと思うよ」と言うのです。
「まぁ、fluなら医者もあなたに来てもらいたくはないと思うよ、まわりにうつるし」「病院で何かしてもらうには死にそうくらいじゃないと」と言われる始末。
実はインフルエンザに見えてとんでもない病気で本当に突然死にそうになったらどうしてくれるんでしょう!
イギリスでは(最近留学生に関しては変わったようですが)医療は無料なのですが、医者が多忙になりすぎる、コストがかかる等の理由でそうした「軽い」ものへの対応は雑だそうです。
医者への信頼のなさはカルチャーショックでしたね。
少し前に鼻の調子が一週間ほど悪かったので予約をしに行きましたがそれも三週間後。
そのころには治ってるわ!と思いましたが治っていなかったので行きました…。
少し細かい話ですが、会話をしているうちに‘Hospital’と‘Doctors’も違うようだと気が付きました。
聞いたところ、前者は総合病院、後者は診療所のような違いがあるようで、大学内にあるのはDoctorsにあたります。
イギリスではくれぐれも風邪でHospitalに行かないように。とても恥をかくことでしょう。
市販薬も良し悪しありますので今回は自然治癒で良かったのかもしれませんが、ちょっとした薬は持参することをお勧めします。
イギリスでは、今まで、殆どぴんぴんしていて海外保険すら入っていないくらいの私だったので、ショッキングな出来事でありました。
HOME コラムトップ
登録
今すぐ役立つ限定情報をGETしよう。