《輝く経験者を紹介/インタビュー》 【vol.2 – 1:ケンさん】 『グローバルに育つ』ということ。~ 帰国子女の異文化対応
ケンさんのいたホンジュラス
◆ このコラム”輝く経験者を紹介”について
帰国子女や海外経験を持った他の人が、どんな働き方をして、どんな生活をしているかインタビューを通してご紹介する、「輝く経験者を紹介/インタビュー」。
輝いて生活しているBeyond Borderのメンバーが、自身のお仕事について、転職・キャリアアップに対する考え方について、普段の生活をどうエンジョイしているかの秘訣を、本サイトにだけ、こっそり教えてくれます。
帰国子女あるある、海外留学・赴任経験者の共通の人生の楽しみ方、仕事の取り組み方、ワーク・ライフ・バランスの取り方など共感して、楽しんで読んでください。
その中には新しい発見、読者自身identityへの気づき、忘れていた気持ちの再認識があるはず!!
◆ 幼少期を海外、思春期を日本で過ごし感じた、日本と海外の違いと戸惑い。
異文化の戸惑い
第2回目のインタビューは、中米ホンジュラスで2歳から中学の途中まで過ごし、現在はFLA (上智大学国際教養学部)に通うするケンさん(男性)です。
インタビューをしてくださったのは、Beyond Borderのコラムページに、ご自身の連載コラム『インターで働くMasamiの子育てお役立ち通信』を発信してくれている、「せかいく」代表のMasami先生です。
学期末の試験があり忙しい中、たくさんの質問に答えていただきました。全部で3回に分けて投稿します。
スペイン語圏のホンジュラス。インターで英語、家ではスペイン語。
(Masami)
初めまして!今日はよろしくお願いします。
(ケンさん)
初めまして!よろしくお願い致します。
(Masami)
けんさんは2歳まで日本で過ごされていたのですよね?海外へはどのようなきっかけで?
(ケンさん)
父親の仕事の都合です。現地ではインターナショナルスクールに通っていました。
(Masami)
なるほど。
失礼ですが、ホンジュラスという国についてあまり知らないので教えてください。
主要言語は英語ですか?
(ケンさん)
スペイン語です。英語は学校の共通語として使っていました。
(Masami)
すごい!
では3か国語話せるのですね。
スペイン語はどちらで?
(ケンさん)
母がスペイン語を話すんです。
「私と話すときはスペイン語で話して」と言われていたので、そこから学んだのもあります。
日本語はほぼ独学!
部活のサッカー部で日本語を習得
(Masami)
中学生で日本に帰ってきた時、日本語は話せたのですか?
(ケンさん)
いえ、ほとんど話せませんでした(笑)。
サッカーが好きなので、中学校に転入してすぐ、サッカー部に入ったのですが、
みんなが言っていることがわからなくて・・・
悔しかったので独学で勉強しました。
(Masami)
独学!?すごいですね!
中学生まで日本語が話せなかったとは思えないぐらい、自然な日本語です。
日本語はどのように?
(ケンさん)
本当に基礎から勉強しました。小さい子向けの、トラの絵がついている・・・なんて名前かは忘れてしまいましたが(笑)。
(Masami)
しまじろう??
こどもチャレンジのようなものですかね?
日本に帰ってきて、戸惑ったことは?
先輩・後輩って何?ホンジュラスにはなかった
(Masami)
日本に帰ってきて、1番戸惑ったことは何ですか?あれば教えて下さい。
(ケンさん)
う~ん・・・「上下関係」と「連帯責任」ですかね。
部活に入っていたので、上下関係はそこで学びました。新人は先輩よりも早く来て掃除をしたり、誰かが勉強のために数分遅れただけで、「連帯責任で1年生は全員掃除しろ!」などと言われて練習に参加させてもらえないこともあり、”なぜなんだろう?”と戸惑いました。
ホンジュラスでは正当な理由(勉強などでいけない、遅れた)があれば咎められることは少ないので、驚きました。
あとは「敬語」!海外では「敬語」という概念がないので先輩にもフランクに接していました。
(俗にいうタメ口。)
日本にきて最初の頃は、敬語も上下関係もわからなかったので、先輩にもフランクに接していて、友だちからやめろと言われました。
(Masami)
なるほど・・・確かに日本は「上下関係」や「敬語」という目上の人に対する接し方のルールがありますね。
それについてはどう思いますか?ダメなことだと思いますか?
・・・これに対するけんさんの返答は次回、vol.2で!
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