《セミナーレビュー》Vol8 ビジネス戦士から社会貢献事業の世界へ

外資系多国籍企業の元社長が語るグローバル・ビジネス戦士、50年の奮闘　『グローバルキャリア勉強会レビュー』

こんにちは！　Beyond Borderです。

これまで、限定会員のみに実施していた『グローバル・キャリア勉強会』を、一般会員の方の参加も今月より開始させて頂きます。

開始に伴い過去の勉強会レビューをWeb上で公開させて頂きます。

記念すべき第1回目は2014年11月に行われた「ビジネス戦士から社会貢献事業の世界へ」をお届けします。

高校の時の愛読書はシェークスピアの原書！

「留学経験の無い日本人サラリーマンが英国企業のトップに登り詰める！」

講師は、国際キワニス国際理事の北里光司郎さんに務めて頂きました。

熊本県出身の北里さん。
国内の大学卒業後、富士通に入社しハワイ・スペイン・英国での20年にわたる海外勤務を経験。
留学経験が1度もない北里さんは、英語は、高校の時に開眼したシェークスピアなどの文学作品を原書で読むことで、鍛えたそうです。

その後、ブリティッシュ・テレコムの日本代表取締役社長、三井・三菱・住友3商社と国内電力会社による合弁通信会社パワードコムの代表取締役会長を歴任され、現在はロータリクラブ、ライオンズクラブと並び称され、会員数63万人を誇る世界3大社会奉仕団体キワニスの国際理事を務められています。

70歳を超えた今でも日本全国、世界の様々な国へ、新生児の破傷風予防の支援活動を中心に精力的に飛び回っていらっしゃいます。

世界で戦う最大の武器はー「日本人としてのidentity」

年間250億円の赤字企業を、1年半で250億の黒字企業へ

今回のセミナーでは

ビジネス戦士として、世界を飛び回っていらっしゃった北里さんがハワイ勤務時代に日本人としてのidentityの重要さを日系人から学び、スペインや英国で事業や会社の代表として文化の違いと戦いながらOpen, Fair, & Radical Management Strategyにより実践的なグローバルビジネスフィールドで成功を収められた経験談、苦労話、そして国際日本人として成長された歩みをお話し頂きました。

日本人としての強みを活かしながら、世界基準でのBusiness戦略を自らの経験と探究心により習得されたfighting spritに尊敬と憧れを持つと共に、穏やかな人格と分け隔てなく誰にでも優しく接してくださる暖かさの魅力に引き込まれてしまいました。

年間250億の赤字企業をたった1年半で250億の黒字転換に成功させた超一流グローバル・ビジネス戦士が、バブル崩壊後の日本経済の復興のため、日本に戻り、英国流の企業内グローバル人材育成法の導入、ダイバーシティーやワークライフバランス等の社会問題に対する日本人の意識改革に尽力されたお話しには、感激しました。