《お役立ち情報》Vol9 採用活動からESが消える?〜『最も多くの人間を喜ばせた者が最も大きく栄える』という仕事観

ネスレ日本の採用活動からESが消えた背景

ネスカフェ・コーヒーなどで知られるネスレ日本は、2015年よりエントリーシート(ES)による新入社員を採用活動をやめ、
代わりに年齢、学歴、国籍を問わないインターネットを通じたテストに切り替えた。
「徳川家康が残した“最も多くの人間を喜ばせた者が最も大きく栄える”という言葉の背景を説
明せよ」などひねったお題を8日連続で提示し、答えてもらうという内容だ。

同社は4年前から定期採用を通年採用に変更し、選考もインターンシップやディスカッションを重視した中身に改めた。15年のES中止で採用の独自性をさらに強めた。門戸を広げながらも、採用試験は決して易しくはない。
「官僚タイプの社員は不要。本当に入社したい社員を採るため」(人材・組織開発部)で、高岡浩三社長は「就活で学生人気100位以内は目指さない」とまで言い切る。

収益の源はイノベーション

ネスレ日本は、オフィスにマシンを貸し出して会員にコーヒーを販売してもらう「ネスカフェ アンバサダー」など、ユニークな商品・サービスで営業利益率10%以上を稼ぎ出している。商品開発や営業だけでなく、人事や財務・経理などあらゆる部門で前例踏襲型の仕事を否定するのが高岡流で、全社挙げてのイノベーションが収益の源泉になると考えているそうだ。

『最も多くの人間を喜ばせた者が最も大きく栄える』

あらゆるビジネスも、突き詰めれば「誰かを喜ばせる」ことにつながるのではないでしょうか。

誰かを喜ばせると、それが自分に返ってくる。
感謝されたり、尊敬されたり、好感を持ってもらえたり…

徳川家康の名言を受けて、なぜ働くのか?という原点に返ってみるのもいいかもしれませんね(*^^*)


 

日本経済新聞より
エントリーシートなき採用

2016/2/1付

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