《お役立ち情報》Vol4 「とりあえずとっておこう」は逆効果?!就活を有利に進める資格の取り方とは
特別な専門部署・専門要員の採用でない限り、企業は資格などあまり重要視していません。逆に、資格取得が悪い評価になることさえあります。
ただ、そうした専門の道に進む場合ではなく、普通の営業や人事や総務などのサラリーマンになる場合は、資格などはほとんど評価されません。
企業は資格取得に関しても、スキル的な評価よりも、人間的な評価をする材料として取り上げる傾向があります。
これだけの資格を持っているということは、こういう人なんだろうな、ということです。
そういう人物面での評価に寄与するような資格の取り方を考えてみましょう。
難資格を取得できたというのであれば、その人は、「基礎能力の高さ」と「継続的な学習力の高さ」を兼ね備えていると、企業は見るでしょう。会社に入って難しい仕事を頼んでも、根を上げず頑張ってくれると判断するはずです。だから、高評価をします。
そうした意味で、企業の評価に値する資格は、下記のようなものとなるはずです。
弁護士、会計士、司法書士、社労士、弁理士、税理士、不動産鑑定士、日商簿記一級、情報処理一種・特種、英検1級、TOEIC900点以上といったところでしょうか。
たとえば、簿記3級→簿記2級取得で、現在は簿記1級に挑戦!という取り方。同様に、行政書士→社労士取得で現在は司法書士に挑戦!とか。こういう同系統の中で、だんだんに難しい資格をきっちりと取得していく取り方は評価を得やすいでしょう。
なぜなら、まず、本人の志向がはっきり見えるからです。簿記系なら経理や金融、書士系であれば法務や、審査・申請などの手続き関連への強い志向が見て取れるでしょう。
しかも、もう一つ有利になることがあります。一貫した志向で地道にその道を歩んでいるということで、飽きっぽくなく継続的に物事を勧められる、すなわち継続学習力の高さも評価材料となる。こんなよさがあるのです。
この二つの話をしていると、やっぱり、企業は資格=スキルという側面よりも、資格取得の裏にある人間力・人間性を重視していることがわかったのではないですか?
そこから考えると、逆に最悪な資格の取り方というのも見えてきます。
それは、「難易度の低い資格」を「脈略もなく多数取る」こと。これだと、基礎能力の高さの証明にもなりませんし、本人の志向もまったくわかりません。そのうえ、とても飽きっぽく見えてしまいます。
いかがでしたでしょうか。
資格は就職に有利になるとはいえ、ただ持っているだけで評価されるわけではありません。
その資格を取得するまでの経緯、またレベルなどから見られる
あなたの人間性を企業は見ています。
より良い就活に役立ててくださいね(*^^*)
参考
海老原嗣生presents 就活生必読の月イチ連載
やってはいけない就職活動
http://www.nikki.ne.jp/event/20150130/
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