《保育士Masamiの情報通信》vol.18『イスラム教徒でもある条件を満たせばお肉が食べられる!?その条件とは・・・』
こんにちは!Beyond Borderです。
「世界を知る・世界を体験する幼児教育」を提供する『せかいく』で代表を務めるMasamiさんの、パパ・ママ世代の帰国子女 ・ 海外経験者に向け「世界の育児」・「子供にも理解しやすい色んな国の文化」・「グローバル人材の育て方」 などお役立ち情報を配信するシリーズのvol.18です!
イスラム教徒といえば『お酒もお肉も決して飲んだり、食べたりしてはだめ。』というイメージがありますよね。
しかし、イスラム教徒であっても、食べていいお肉があるのです!
「う~ん・・・じゃあ四足の動物はだめって聞いたことがあるから、食べられるのは鳥かな?」
いえいえ、牛肉だってある条件があれば食べられるのです!その条件とは・・・
ずばり、『ハラール』なものであること!
イスラム教徒が鳥や牛肉を食べられる条件、それは『ハラールであるかないか』です。
ハラールとは・・・
アラビア語で「許された」という意味で、「ハラル」とも言います。
イスラム教の教義=ルールに従っていると判断されるものがこれに当たります。
特に、必要な作法どおりに調製された食品のことをさします。
これに対し、最近ではハラールではないものを、「非ハラール」と呼ぶことがあります。
「ハラールフード」はイスラム教徒の聖典コーランに、”食べてもいいもの”として明確に定められています。
お肉もハラールであれば、食べてもOK!(ただし豚はNG)
そう、お肉もハラールであれば食べてもいいのです!
つまり、「イスラム教のルールに従って屠殺した肉ならOK」ということ。
これは具体的にはどういうことかというと・・・
・その家畜の餌にハラールに違反したものが入っていないこと
・屠殺の行為は必ずムスリムがアッラーの御名を唱えて行うこと
などの厳密なルールを守った鶏・牛肉ならば食べてもよいということになります。
ちなみに、海で採れる魚介類や野菜は食べられますが、日本ではハラール認証店が世界に比べてまだ少ないので、
一般的な日本の飲食店では食べられるものがほぼない状態になります。
豚とアルコールは一切口にしない!
イスラム教徒の聖典コーランに明確に記載されている「ハラールフード」。
これにアルコールと豚が全面的に禁止されているため、イスラム教徒たちはこれらを口にしません。
”豚は不浄な動物”とされているのです。
※ちなみに、ヒンズー教徒は”牛を神聖な動物”としているため、牛肉は食べません。
日本でも少しずつ増えている『ハラール認証店』!
さて、先ほど”日本ではハラール認証店が少ない”と言いましたが、少しずつですが増えてきています。日本にも多くのイスラム教徒の方がいること、2020年のオリンピックを見据えていることも背景にはあるかもしれません。
いずれにせよ、日本に来た方たちが、快適に過ごせるように配慮するのは素敵なことです。
『相手を思いやる気持ち』をどこへ行ってもどの立場でも、忘れないようにしたいですね。
みなさま、初めまして。
ワールドkidsプロデューサーこと、『せかいく』代表の関口真美です。
『せかいく』では親子で世界を知る・世界を体験する幼児教育を提供しています。
『せかいく』サイトでは、「育児相談」「プライベート保育」「親子イベント」や「各種育児関連コラム」を掲載中です。是非チェックしてみて下さい。 ⇒ こちら
登録
今すぐ役立つ限定情報をGETしよう。