《グローバルに活躍する企業紹介》インタビューvol.2 【コモンブリッジ株式会社】
みなさんこんにちは!BB法人担当の粂です。
グローバルに活躍する企業紹介、第二回目は、コモンブリッジ株式会社さんです。
「ミャンマー企業とのビジネスマッチング」
多くの企業が、複数の事業を抱えているように、コモンブリッジ株式会社さんでも複数の事業を運営しています。その中でも、ミャンマーの中小企業の組合「ミャンマー ジャパン SEDA」の東京事務所 (SEDA東京と略称) 業務に注目してみました。
この組織はミャンマー最大の経済都市 ヤンゴン市に本拠を持つ、親日家の人達が結成している事業組合で、日本語が話せる人、かつて日本に滞在していた人達を中心に、約1700人が加入しています。日本ではコモンブリッジ株式会社さんが、2013年に東京事務所の支援業務を受託しました。
これからミャンマーで新規事業を開こうとする日本企業にとって、現地で信頼出来るミャンマー人との接触、交流、採用の場面で、SEDA東京は心強い架け橋になっています。現地の人達から見ると、進出してくる日本企業の詳細な情報や人脈が、SEDA東京を窓口として入手できることは、ミャンマーの人達にとって安心・安全の鍵になっています。
SEDA本部での写真。SEDA東京代表 河野順一さん(下列右から二番目)
「ミャンマーってどんな国??」
ミャャンマー連邦共和国、通称ミャンマーは、東南アジアのインドシナ半島西部に位置する共和制国家です。独立した1948年から1989年までの国名はビルマ連邦。ASEAN加盟国であり、通貨はチャット。人口は 5,142万人、世界では25位。首都はネピドー。国土の大半が熱帯又は亜熱帯に属しており、主要農産物は米で、農地の60%を水田が占めます。
実は、日本がミャンマーをイギリスの植民地だった時代に、日本軍が支援してイギリス統治からの開放に成功させた過去があり、それがミャンマーが親日国の理由の一つなのです。
ヤンゴン中央駅。現在、駅及び周辺は、再開発計画が進められています。
「今のミャンマーは50年前の日本だ。」
SEDA東京の代表理事を務める河野順一さんはこう語ります。ミャンマーの社会や経済を見たときに、その発展は著しく、そのスピードは50年前の日本を彷彿とさせます。1年前はガラパゴス携帯が全盛でしたが、現在ではスマートフォンが主流になるなど、近代化のスピードは驚くばかりですが、河野さんはミャンマーに50年前の日本と似た可能性を感じています。
そして、今二つの可能性を引き合わせることが、河野さんの行っている事業なのです。
マグロ出荷準備の貴重な写真。これからのミャンマーの漁業に注目です。
「日本でリタイアした技術者が活躍できる場を提供したい」
今のミャンマーに感じている可能性を広げるために、50年前の日本で活躍した、日本の技術者の力が必要だと、河野さんは考えます。
50年前の日本の経済発展を支えた世代は、今退職してその技術を活用できる場所が限られています。SEDA東京は、日本の宝である人財をもう一度、海外で輝かせる機会を生み出すために邁進しています。
昨年11月、アウンサン スーチーさんが政権を獲得し、長い軍政で制限されていた経済活動が一挙に開放されました。SEDA東京は、日本の中小企業が、現地企業と合弁で、新規事業を創り上げるために必要な、人財・技術・資金の支援の輪を拡げています。
SEDA日本語教室の写真。実はミャンマー語と日本語は語順が同じなのです。
「過去の延長線上にある未来ではなく、在るべき未来の姿を描き、解決策を探求する思考方法が大切である。」
今回インタビューに応じていただいた、コモンブリッジ株式会社代表取締、河野順一さんの言葉です。そしてミャンマーの貴重なお話しありがとうございました。
海外に眠る可能性と、日本の技術を結び合わせることで、新しい未来を築くことができるのかもしれません。グローバルな視点で、あらゆる可能性を見つけ出していきたいと感じました。
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