《お役立ち情報》Vol21 あなたはいくつ当てはまる?帰国子女特有の悩みとその解決法
”英語ができる” だけじゃない。帰国子女特有の悩みとは
「帰国子女」と聞くと、
”語学堪能なバイリンガル””とにかく何もしなくても元から英語ができて羨ましい!”などと思われるのではないでしょうか。
私は大学で周りに帰国子女の友達が沢山いたのですが、彼らも彼らなりに悩みを抱えているのだと感じました。
知恵袋などでも沢山質問が寄せられていますし、
帰国子女の子供を持つ親のための質問サイトなどもあるくらい帰国子女の方々は様々な悩みを抱えているようです。
海外経験の多いBEYOND BORDER読者さんならば、思い当たる項目もあるかもしれません。
そのお悩み、あなただけじゃないかも。さて、あなたはいくつ当てはまりますか?
敬語が話せない。どちらの言葉でも100パーセント気持ちを伝えることができない。という悩みは多いようです。
学校では英語、家では日本語。だから両方話せるけど、いざ日本の大学で日本語で授業を受けたり、日本語でレポートを書こうとすると圧倒的に日本語力が足りない。英語も住んでいた期間や年齢によってはアカデミックなレベルにまで達していないため、受験などに使えるほどにはできない・・・など、両方できるように見えて実はどちらも中途半端で悩んでいる人も多いようですね。
1番よく聞いたのは「成人式」。小さい頃は日本で生まれ育ったけれど、その後海外に移り住んだり、親の都合で各地を転々としたり、日本に戻ってきてもまた向こうに戻ったり….と引越しを繰り返しているので「地元」がない。とりあえず今住んでいる町の成人式に出ることになるけれど、行っても知り合いがいない…という話をよく聞きました。
「帰国子女だから」という一線を引かれてしまうことは多々あるのではないかと思います。英語の発音がいいとそれだけで浮いてしまったり…。授業などで話す機会がある時は、わざと日本語っぽく発音している…なんて話も聞いたことがあります。かといって、気の合う他の帰国子女とつるむと「帰国子女の子達」みたいなくくりで浮いてしまう。「どうせ英語できるんでしょ」みたいな投げやり感も良く聞く話ですね。
いくら日本人だとはいえ、海外での生活が長かった人は日本での生活に馴染めないことも多いでしょう。言葉や文化の違いから、周りの人と思うように馴染めなかったり、受け入れられなかったりして、孤独感を感じることもあるかもしれません。しかしこれには、「違いを受け入れること」それに尽きます。「間違っている」のではなく「違う」のだと受け入れる努力をしていけば、少しずつ馴染んでいけるでしょう。
全員に共通するとは限りませんが、就活では帰国子女であることを「英語を話せる」「海外経験がある」という側面からアピールしがち。それは時にはウィークポイントに捉えられることもあるようです。「英語を話せる」にしても「海外経験がある」にしても、生まれた時からずっと日本い住んでいる人が努力して語学力を身につけたり、異文化を経験しに行くのとはまた別物。「帰国子女だから」できるんだ、という風に捉えられてしまうと、「この子は親のおかげでそういう環境にいただけで、自分では苦労をしていない」と思われてしますこともあるようです。もし帰国子女ならではの経験をアピールしたいなら、こういった帰国子女なら当たり前な項目は避けるべきですね。また、”日本の常識を知らない”というのもマイナスに捉えられることもあるようです。
参考
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