《留学・海外生活 実況コラム》 女子大生Yukiのブリティッシュライフ 【vol.9】
イギリス人の皮肉っぽいユーモアとは?
わたしもイギリスに行く前に英語の先生に教えてもらうまで知らなかったのですが、皮肉っぽいというのは、典型的なイギリス人のジョークです。
このちょっと賢そうなネガティブさが、今ではお気に入りの英国ステレオタイプ。笑
この独特なユーモアは老若男女問わずもっています。
そういう中で育つとみんなこうなるのか…と「文化」の作られ方に関心してしまいます。語彙や発音ではなくて、喋る内容の問題ですからね。
そんな彼らを観察して、皮肉な物言いを3つに分類してみました。
キャンパスで久しぶりに会ったイギリス人
「何年も会ってなかったね!!!」
アジア人いじりをするイギリス人
「あなたって80%はコメでできてるんじゃないの?」
Racistの日本語が「人種差別主義者」だと知ったときのイギリス人
「もっと短い単語が要るんじゃない?言い終わるのに半年かかるよ。」
「ありがとう、シャーロット」救急車のサイレンが気 になったイギリス人
「静かな夜だね」物を落として謝ると
イギリスにはゴキブリがいないことを指摘されたイギリス人
「ゴキブリもイギリスが嫌いなんだよ」
(※本当にいません)
ヨーロッパ人の国籍を見分けられるか、という日本のテレビ番組を観たイギリス人
「イギリス人は簡単だよ、1番みじめそうだもん」
お腹のぽっこりを突っ込まれたイギリス人
「だって走ろうとしたら雨じゃない?オーストラリアに住んでたら毎日走るよ」
これらはどちらも訳すと「皮肉」ですが、使い分けがあるようです。
Ironyは、より直接的ですぐに皮肉と分かるもの。
上の例で言えば、②の逆のことを言うパターンはこれですね。
Sarcasmは、婉曲的ですぐには皮肉だとわからない、少し高度なもの。
上の例で言えば、③はこれかもしれません。
わたしも見分けられる自信がなかったので、Googleからの例文を。
Apparently I snored so loud that I scared everyone in the car I was driving.
(わたしの運転していた車の同乗者をみんな怖がらせてしまうほど、わたしのいびきはうるさかったようだ。)
必要であるかわかりませんがこちらの画像を解説しますと、
左「助けて!!!」
右「すみません旦那様、大変申し訳ないのですが、少しの間手を貸していただけないかなと思っているところなのです。もちろん面倒でなければなんですが」
イギリス人は紳士的で礼儀正しいというステレオタイプがあるので、「レッスン25 礼儀正しくなるには」というタイトルで、左は間違い、右を正しいとしています。
なんでも解説してしまうと面白くないですね。
イギリス人のこのジョークは習って言えるようになるものではなく、身についていくものだと思っています。
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