《セミナーレビュー》Vol6 就活に使えるロジカルシンキング 16年2月
ロジカル(論理的)に考える・話すってどういうこと?
こんにちは!Beyond Borderです。
2月20日に開催されたロジカルシンキングセミナーのレポートをお届けします。
基本編
今回のセミナーのテーマは、”就活に使えるロジカルシンキング”
でもそもそも、なぜロジカルであることが求められるのでしょうか?
それは、相手に理解・納得してもらうためには”論理的であること”が最も効率が良いから。
論理的さを欠いて感情的になってしまうと言いたいことも上手く伝わりませんよね。例えばこんなカップルがいたとします。
「友達の涼子が振られちゃったの(泣)」
「え!涼子ちゃん何があったの??」
「でも彼女今から料理教室だか他もう大丈夫!」
「え?なんで?」
「だって、今日はケーキだもん」
「(なんでだ?!)」
大好きなケーキが食べられるから、振られてしまった痛みも和らぐだろうということなのでしょうが、
この言い方では、彼氏としては何を言っているのかわかりませんよね。
どう言えば、彼氏にもうまく伝わったのでしょうか?
それでは具体的なロジカルシンキングの手法に入っていきましょう。
ロジカルシンキングには「演繹法」と「帰納法」という2つの考え方があります。
まずは「演繹法」
「〜である」なぜなら「〜だから」というように、因果関係を明確にする形です。
例えば、
1、費用対効果が大きい案件に投資する という大前提があって
2、B案件は費用対効果が大きい という判断基準があった時に
どの案件に投資すべきか? ⇒ B案件に投資しよう!!
というのが演繹法の考え方です。
「B案件に投資する」なぜなら「費用対効果が大きいから(大前提)」ということですね。
次に「帰納法」
帰納法とは、例えば
肺がん患者Aは喫煙者だ
肺がん患者Bは喫煙者だ
肺がん患者Cは喫煙者だ
→よって肺がんの原因は「喫煙」だろう
というように、共通項から結論を導き出す考え方です。
「わかりやすく」「正しく」相手に伝えるためには? 次のセクションではより細かいティップスを教わりました。
<わかりやすく伝えるためのカギ>
1、結論・理由の順番で話す
2、構造化する
3、主題や目的を明確に
4、事例を使って具体的に説明する
<正しく伝えるためのカギ>
1、事実と意見を区別する
2、5W1Hを明確にする
3、言葉を定義する
4、定量的な表現を用いる
5、感覚的な形容詞は使わない
実践編
自分の強み・弱みを2分で相手に伝えよう
基本編で教わった事を実践しよう!という事で始まった第2部の実践編。
テーマは「自分の弱み・強み、自分の強みを発揮した事例を2分で答えよ」というもので、
15分の検討時間の後ペアでお互いに聴き合い、何人かは全員の前で発表し講師の上島さんにフィードバックを貰いました。
セミナーで私が実際に発表した内容がこちら。
私の強みは行動力があることと、どんな場面でも臨機応変に対応できるところです。逆に短所は、注意力があまり無いところと、俯瞰的にしか先の事を考えられないところです。その強みと弱みがよく現れた出来事が先月ありました。大学の研修でマレーシアに行くことになっていたのですが、出国の3日前になんとパスポートの有効期限が切れていることに気がつきました。自分の不注意が招いた事態ではあるのですが、そこで私がしたことは、パスポートセンターと大学にすぐ連絡を取ること。大学から書類を出してもらいパスポートセンターに掛け合うことで、結果普通なら1週間以上かかるパスポートを3日で発行してもらい、2日遅れで現地の研修に参加することが出来ました。しかし、無事マレーシアに到着できてホッとしたのもつかの間、今度は乗り換えで2つの空港間をタクシーで移動する際に、そのタクシーの中にパスポートを忘れてくるという大失態。タクシーのレシートも置いてきてしまったためどこに電話をかけたらいいのかもわからず、海外でネットも繋がらず、次のフライトは30分後に迫っていて…..しかし焦っている時間もなく、とにかく空港にいるあらゆるスタッフに話しかけ、解決方法を探しました。総勢20名くらいとは話したんじゃないでしょうか。すると、国内線だったので書類申請のみで飛行機に乗せてもらえることになり、ダッシュでコックピットに向かい、なんとか予定通りの便に乗ることができました。マレーシアでの出来事は、私がもっと注意深く行動していれば起こらなかったことかもしれません。たくさんの人に迷惑もかけてしましました。しかし、今までにないトラブルを経験することで得られたものも多かったですし、何より周りの人達に感謝するきっかけにもなりました。このように、短所も長所で補いながら成長していけるところが私の強みです!
はちゃめちゃなストーリー自体は結構ウケていたのですが、「いつもはこうでないけど」という側面をもっと入れないと、”ただいつも注意力がない人なんだな”と思われてしまう可能性がある、と上島さんにはご指摘を受けました。
弱みも「裏返せば強みになる」というアピール方法も必要なようです。
”相手に理解・納得してもらうため”の論理的な「考え方」「話し方」をセミナーを通して学びました。
♦一般的な前提に基づき、個別の結論を導き出す「演繹法」
♦幾つかの共通の事象から結論を導き出す「帰納法」
♦事実と意見を分けること
♦結論と理由をセットで構造化して話すこと
しかし、頭ではわかってはいても、実践するのは難しいもの。
「ロジカルシンキング」は1日にしてならず!!私たちもこれから日々の生活の中で訓練していきたいものです。
上島さん、とってもタメになるセミナーをしてくださりありがとうございました!!
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